国語のブログ

小学校の国語を探求するブログ

〇表現するために国語を学ぶ

 子どもの頃、国語は、文章を読み取ったり、漢字を書いたりできるようになるための教科だと思っていました。大人になって国語を改めて学びなおすと、国語は「自分の思ったことや考えたことを表現する方法」の一つでもあると気づきました。

 例えば、桜の花を見て「とてもきれいだな」と感じたとします。それを誰かに伝えたい。その時に国語で学ぶことが使えます。「俳句や短歌」です。「きれいだな 桜の花びら さいている」。

 他にも、「ろう下が汚れているからそうじした方がいい」と思ったとします。それをみんなに伝えたい。その時に使えるのが「提案文」です。「そうじすることを提案します、なぜなら、具体的には、こんな効果があります」。

 このように、国語を学ぶことで、伝えたいという思いを自分の中に閉じ込めず、周りの人と共有できるようになります。国語の勉強というと、「読めるようになる、漢字を書けるようになる」に偏りがちになっていると思います。「表現するために国語を学ぶ」という捉え方をすると、より国語の勉強が楽しくなってくるのではないでしょうか。