国語のブログ

小学校の国語を探求するブログ

【お話】ねずみの兄妹とキャンディー

 ある日、ねずみの「ちゅうた」と「ちゅうこ」が木の実を探しに森に出かけることになりました。ちゅうたは、力もちのお兄さん、ちゅうこは知恵のある妹です。

 原っぱを歩いていると、大きなキャンディーを見つけました。ちゅうたは「力持ちのぼくにまかせて。」と言って、あめを持ち上げました。そして、そのままキャンディーを持って歩き出しました。しかし、さすがにキャンディーは重く、ゆっくりゆっくりでしか進んでいきません。「どうしよう。このままじゃ木の実をとりにいけない。」と、ちゅうたはぼやきました。すると、ちゅうこはあることをひらめきました。そして、ありさんたちを見つけ言いました。「やあ、ありさん。この大きなキャンディーを欲しくない?たくさんの木の実を用意してくれたら交換してあげてもいいよ。」ありさんは、「ほしい。わかった。木の実をひろってくるから、そこで待っててよ。」と答えました。その後、ありさんたちは、木の実をたくさんかかえて戻ってきました。「よし交換だ。」

 こうして、ちゅうたとちゅうこは、自分たちだけでは見つけきれないほどのたくさんの木の実を持って、笑顔でお家に帰っていきました。

<参考>

「こくご二下 あかとんぼ」光村図書、平成31年検定分、71ー75ページ